2015.07.20 週刊住宅新聞
アスコット(東京都新宿区、加賀谷愼二社長)が東京・新川で開発を進めていた分譲マンション「アスコットパーク東京リバーサイト」(総戸数18戸、10階建て)が竣工した。
JR八丁堀駅徒歩2分。周辺はコンパクトマンションの供給が中心の立地だが、全戸3LDK、84平方メートルと89平方メートルに絞り、奥行き2メートルのワイドバルコニーを設置。「東京駅徒歩15分のウオーターフロントの立地なら、大手町など東京駅周辺の大手企業に勤務する30~40代に需要があるはず、と高所得者を想定した」と前田朋広・企画開発部長は振り返る。
外観・アプローチ・エントランスのデザインは、新丸ビルやマンダリンオリエンタル東京を手掛けた小坂竜が監修した。
同物件は、中央区初の低炭素建築物認定を取得したスマートマンション。屋根を外断熱にしたほか、長持ちする構造躯体をはじめ、雨水再利用タンク、複層ガラスの採用、消費エネルギーを「見える化」するリモコンの設置など、省エネにつながる仕様とした。
販売価格は7800万円~9180万円だった。14年6月に販売を開始し、11月に完売。契約者は医師・パイロットなどのライセンサーや企業経営者など、想定よりも高所得者だった。台湾など海外から立地を見に訪れたケースもあった。