2015.04.06

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『週刊住宅』に「アスコット 投資家向けアパートに参入」の記事が掲載されました。

2015.04.06 週刊住宅

アスコット、投資家向けアパートに参入、初弾「中野」は2週間で満室

マンション分譲のアスコットが開発を進めていた投資家向け新築アパート初弾「FARE(ファーレ)鷺宮」が東京都中野区に竣工した。

分譲マンションで培ったデザイン性と機能性を持たせた軽量鉄骨造3階建ての重層長屋。周辺の新築相場をやや上回る価格を設定し2週間前に本格的な募集を開始したところ、すぐに全戸に申し込みが入った(1戸は審査の後、継続募集中)。

西武新宿線都立家政駅徒歩5分、鷺宮駅徒歩8分の住宅街を開発した。集合玄関にテレビカメラ付きオートロックを設置するとともに、進入防止フェンスで囲った。センサーライトや1階住戸の窓にシャッターを設置するなどセキュリティーを確保した。

間取りは17~22平方メートルのワンルームと、41~45平方メートルのメゾネットタイプの1LDK。1面をアクセントクロスにした室内は、キッチン周辺などにダウンライトを設置したほか、ライティングレールを設置し、好みの照明を自由に配置できるようにした。ピクチャーレールを設けたほか、出窓や棚などを設けて、ちょっとした飾り物ができるようにした。

設備面では、追い炊き機能付きのセミオートバスと浴室換気乾燥機、エアコン、IHクッキングヒーターなど導入。洗面は収納ボックス付き多面鏡タイプを採用した。玄関には、大型の姿見とコートフックなどを用意した。

賃料は17平方メートルのワンルームで6万8000円(ほか管理費4000円)。45平方メートルのバルコニー付きメゾネットで12万7000円(同6000円)。年間想定収入は663万6000円。1億2000万円で販売するため、表面利回りは5.53%を確保した。

同社は昨年、投資用アパート開発事業に本格参入した。寄せられる用地情報を有効に活用するとともに、事業環境の変化に強い体質を構築することが目的。今回は竣工売りだが、建築途中で契約し購入者の要望を反映して仕上げたり、土地探しから手伝ってのオーダーメード型開発も視野に入れる。

これまでも賃貸マンション「OZIO」シリーズを開発してきたが、総額が大きいため買い手がファンドなどに限られていた。賃貸アパート「ファーレ」シリーズは、個人投資家をターゲットに総額1億~3億円程度に設定し、東京都心とその周辺を中心に展開する。渋谷区笹塚で着工したほか、目黒区などで数物件を計画している。