空を眺める本棚。

のどかというか、のんきな街。

左官職人さんがつくった土壁。江戸切子が出迎えるエントランスも上品で気に入っています。地域とのつながりを考えたオープンなデザイン、とかなんとかパンフレットには書いてありましたけど、実際に、散歩途中の見知らぬ方がベンチで本当にくつろいでいるのを見たときは、びっくりしました。建物の力だなあ、って。同時に、この土地の人と、この建物のそんな関係に、ほほえましい気持ちになりました。そうそう、このエントランスの照明は、夕方、ちょっとスーパーへ出かけて帰ってくると、青い照明に切り替わっていたりするんですよ。そのデザインの考え方にとてもやさしさを感じて、この物件にして本当に良かったなと思います。

休みの日には、リビングのソファにすっぽりはまって、本を読んだり、テレビを見たり。のんびり過ごす時間が、今はとても幸せです。リビングとベランダがフラットにつながっているので、実際以上に広く感じるのもいいところ。クルマの通りが少ないので静かですし、都心のように高い建物がないので、空の広がりがちがうんですよね。スカイツリーも寝室から、ちょこっとだけ見えます。きのうも夕立がやってきて、雲をぼんやり眺めていました。ここは、東京なのに、のどかな空気が流れているんですよね。いや、のどかというより、もっとのんびり。「のんき」と訳したほうが、正確かも。もうすぐこの家に来て、はじめての夏がやってきます。日差しを遮る緑のカーテンづくり。そろそろ始めないとなんですが、間に合わなければ間に合わないで、まぁ、来年でもいいかしら(笑)。

PCC009:未来のために 今日の幸せをがまんすること、やめました。
PCC008:空を眺める本棚。
PCC007:室内で、ゴルフスイングができる家。
PCC006:妻をつれてきた家。
PCC005:家が、私を変えていく。
PCC004:ダークな床に、ボロボロのラグ。
PCC003:ここに「縁側」をつくろう。
PCC002:東京の、パリに住む。
PCC001:「今半」の似合う、ふたりになろう。