2021年に創設した不動産投資事業本部は、1999年のアスコット創業以来20年以上にわたり培ってきたデザイン性と品質に優れた物件開発力(グッドデザイン賞通算14度受賞 ※2022年4月現在)、および強固なネットワークを活用したアスコットの新規事業部門です。アスコットの新たな成長戦略の重要な柱の一つとして、物流施設開発やオフィス開発・バリューアップを中心に事業を推進しています。
物流開発事業コンセプト
サスティナビリティ経営の推進による社会貢献
物流事業者の「ラストワンマイル※1」の一端を担う中小規模の物流拠点は、郊外の大きな物流施設とのハブとして、地域における豊かな暮らしと経済の成長に今後ますます大きな関わりを持っていきます。
生活居住空間に近いエリアに物流施設を設けることで物流のリードタイムを短縮し、CO2排出を抑えて環境保全に貢献。また、近隣での雇用を創出して就労者不足の解消にも寄与。さらに、郊外の大型物流施設との中継地点となることでドライバーの労働環境を改善するなど、さまざまな角度から社会に貢献いたします。
そして、創業以来20年以上にわたるマンション開発で培った技術・デザインを組み込み、住宅地や都市部に親和性のある先進的な物流倉庫を開発します。
アスコットの物流施設「Apls」は、さまざまな社会問題に対して物流という観点から貢献しながら、生産者、労働者、消費者にとっての「要衝(Prime)」となる物流施設の開発を目指しています。
※1. 物流の最終拠点からエンドユーザーまでモノ、サービスを運ぶ最後の区間
展開エリア
ECの急速な普及により宅配需要が爆発的に増加し、特に生活居住空間に近いエリアにおける「ラストワンマイル」の物流網強化が物流事業各社にとって喫緊の課題となっています。また、1970年代に建てられた多くの倉庫が老朽化し、建て替えの需要が迫っています。
アスコットは、使い手の立場に立ったものづくりを大切に、東京・大阪・名古屋・福岡・仙台などの大都市圏における「ラストワンマイル」の一端を担う物流施設の開発を展開していきます。




開発事例
アスコット・プライム・ロジスティクス加須
利根川流域にある加須は太古から水の恵みを受けた田園地帯が広がっていました。この街に建てるということを歴史や地理からひも解き、加須市の伝統工芸品である鯉のぼりからインスピレーションを受け、川の水面のきらきらとやさしく瞬く様と、空をおよぐ鯉のぼりを白と淡いグレーの陰影で施設外観に表現しました。
- 所在地
- 埼玉県加須市土手
- 交通
- 東北道「加須IC」約4km、
東武伊勢崎線「加須」駅徒歩約15分
- 敷地面積
- 約5,056m²(約 1,529坪)
- 構造規模
- 鉄骨造・3階建
- 竣工
- 2023年(予定)