株式会社アスコット

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Architect HAMAR'S eye

色の効用 壁に色を!

赤いネクタイ

お部屋の壁は何色ですか? おそらく多くの方々が「白」と答えるかと思います。白い壁は清潔感もあり、広さ感も感じる色ですので、魅力的な色です。白は七難を隠しますし。

色には、その色ごとにメッセージや力があります。例えば、政治家が選挙のときに身につける赤色のネクタイには力強さのメッセージを感じたり、リクルートスーツに多用される紺色にはフレッシュさを感じたりと、色が持つメッセージを私たちは日ごろから感じています。私たちは、日ごろから出したいメッセージに応じ、色を使い分けながら暮らしています。

部屋

では住まいには、どのようなメッセージを求めるでしょうか?それは、各人の価値観そのものでしょうから一概に言えるものではありませんが、自分はどのような価値観を持っていて、どのようなメッセージを、家を通じて自分自身や家族や遊びに来る友人に出したいのかを表現するのも面白いのではないかと思います。

例えば、壁の一面を暖色系にすることで、暖かみのある家を演出することもできます。あるいは、寒色系の色を持ってくることで、クールなイメージも出せるでしょう。寒色系でも濃い目のブルーなどは活発さのメッセージも持っていますので、子供部屋にもいいかもしれません。青色の空間は、神経を研ぎ澄ませますので、数学が得意な子供が育つでしょう。

ソファ

無彩色を使うことも面白いです。白い壁の一面のみをグレーにすることで、奥行きも出せます。もし色彩豊かな絵画をお持ちでしたら、グレーの壁に、絵画を飾ることで、絵画がより一層引き立つでしょう。

最近のホテルに宿泊すると、白い壁は少なくなってきていることに気づきます。すこし茶系の落ち着いた色が多いようです。これは高級感も演出しますが、気分を落ち着かせ心地よく睡眠を取れる色の力を活用しているのだと思います。寝室の壁を白ではなく、茶系を使うのは、色使いの第一歩としてはおすすめです。

HAMAR'S PROFILE

1968年生まれ 建築家都内の古民家を自ら設計しリノベーションして暮らす。
海外生活歴4年間。
日本の繊細なデザインと海外の大胆なデザインの両方を併せ持つ建物企画を得意とする。

Design Reports ミラノサローネ